疲れてるのも悪くないのかも。
何かを直向きに頑張り続けている時、当然自分の心をシャットダウンしたくなる時があるかもしれません。
もう誰とも関わりたくないなとか。誰とも話したくないなとか。もうこれ以上、頑張れない。一人にさせて欲しい。直向きに頑張り続けていたとしたら、こんなような気分になることもあるかもしれません。
頑張り続けるということでエネルギー切れを起こしてしまうこともあるんですよね。
心のそこでは、誰かと話したくないわけでもないし、一人になりたいわけでもない。だから、大切な人と過ごす時に、そんな一人になりたい自分が出てきてしまったとしたら、ものすごく自分が嫌で嫌で仕方がなくなるかもしれません。
僕自身も、もう何にも手につかないような、一人になりたいくらいの疲れを感じたことがありますが、そんな疲れを感じてる時って、どうしようもない気分も感じてると思うんですよね。
ほんとはこんなに疲れたくないし、何にも手につかないような自分になりたくないし、そもそもでこんな自分を見せるのは絶対に嫌だなって思う。でも、仕事で頑張ると何故だかこんな気持ちになってしまう。
僕自身も何でこんなに疲れるんだろうと。何でこんなに何にも手に付かなくなるんだろうと。考えたり悩んだりもします。というか、現在進行形で、何でこんなに疲れるんだろうな〜と感じたりすることもあります。
僕自身、ずっと疲れ果ててしまう自分がおかしいのではないかとか。問題があるのではないかという思いを抱えていました。やっぱり疲れ果てている時って何もする気が起きないので、誰からも認められないような気分になるのです。
どこか、疲れ果ててしまう自分が悩みというよりも、疲れ果ててしまう自分を見られたら、誰も受け入れてくれるわけがない。そんな部分に自分の悩みの種があるのかなと感じました。
今オリンピックがやっています。僕はスポーツが好きなので、この機会を生かしてあらゆるスポーツを見るようにしていますが、どの選手もほんとにほんとにすごいですよね。
選手の実際に努力されてるシーンを見たわけでなくとも、全力で頑張る選手の姿を見て、どれだけの努力をしてきて、どれだけの困難を乗り越えてきたのだろうかと、感じさせられるわけです。
きっとこの文章を読んでいただいてる方もそうだと思うのですが、例えオリンピックに出ている選手が負けてしまったとしても、「よく頑張ったよ」って、「お疲れ様」って画面越しに言ってあげたくなるんじゃないかなと思います。
どこか、どれだけ頑張っていても、目に見える結果を残さなかったり。何か自分って誰にも認められてないなとか、見てもらえてないなとか、そんな気分を感じると、自分なんて頑張ってないと思いやすいのかもしれません。
頑張ってないわけがなくてもです。
僕もずっと疲れ果ててしまう自分が出てきてしまう時に感じていたのは、何にもできてない自分が果たしてこんなに疲れていていいのだろうかというよりも気持ちだったように思います。
でも疲れ果ててもいいと思うんです。何にも手に付かなくなるくらい、何にもできなくなるくらい疲れてもいいと思います。
僕らって主観の生き物なので、当たり前ですが今ここで誰かの気持ちを感じられるわけではありません。だからどうしても、自分なんて頑張ってないって思いがちです。
でも、他の人は結構あなたの頑張りを見ているものです。ここすごいなあとか。よくやってるなあとか。助かっなあとか。でも、他の人がそう思ってるなんてなかなか感じられないですよね。
僕は疲れ果ててるくらい疲れるということは、それくらい誰かに対して価値を示せたということだと思うんです。必ず役に立ったことがあって、必ず頑張って必死になって疲れ果てる自分はならないと届けきれない何かがあって。
でも、その届けた相手は、あなたに対して示してもらった価値の分だけ価値を返すことはできなかったかもしれないけど、でも、あなたの頑張りで今日を生きれて、今日を頑張れて、今日を楽しく過ごせた方がいる。
それはあなたが、そのくらい疲れ果てるくらい頑張らなければ生み出せない価値だったんだと思うんです。
僕もそうだけど、疲れ果てたり、何も手に付かなくなる時に、すぐに自分ってよく頑張ったなあとか、よくやったなあとか思えるわけではありません。でも、あなたという価値のある存在が、疲れ果てている。そして何にも手につかない。
そこに意味があると見て見て欲しいのです。
自分で自分を見るとき、自分には価値がなくて、あれができなくて、ダメなとこばかりある。そんな風な目で自分を判断してしまいがちです。
でも他の人はあなたのことを、居てくれるだけで助かるし、存在してくれるだけで有り難くて、いつも沢山のものを貰ってて。そんなあなたが疲れ果てていると見えるわけです。
どうか、自分自身を大切にしてあげてみてください。あなたが疲れ果てているんです。価値のあるあなたが。そんな自分に少しでも優しい目を向けてあげてくださいね。